当研究室で行われている研究の一例として、昨年度(2022年度)に提出された修士論文および卒業論文の題目を公開します。
特に、当研究室への配属・進学をお考えの学部生・大学院生の方は、進学後の研究計画の参考にしてくださればと思います(もちろん、以下に挙げられているものと異なる分野の研究でも問題ありません)。
修士論文
- 死の悪さについての剥奪説に対して対称性問題は説得的な反論になっているのか
- 自殺の現代倫理学的議論について
- 自然な実在論における選言説擁護の検討
- 知覚から知識を得ることはいかにして可能か―マクダウェルの選言説の解釈―
卒業論文
- 人間の安全保障における「人間」の位置づけ
- 進化論的暴露論証を用いた道徳的実在論への懐疑
- D・パーフィットの『理由と人格』における常識道徳についての議論の検討
- ミランダ・フリッカーの証言的正義の徳について
- ポリアモリーの悪さについての倫理学的考察
- 終末期医療に関する倫理的問題について
- スポーツのドーピング禁止は競技者の健康、公平及び平等を促進するのか
- ファッション産業の抱える倫理的問題について
- 愛は道徳よりも大切でありうるか――道徳と愛の分離主義と還元主義の対立から――
- 動物における反出生主義について