2020年度の授業

2020年度 倫理学研究室の授業内容

>>第二演習・応用倫理学演習のスケジュール

時間割

    • 前期・月2「倫理学(特殊講義)」児玉 聡
    • 通年・火3「倫理学(特殊講義)」児玉 聡
    • 通年・火4「倫理学(演習)」児玉 聡
    • 前期・水4「倫理学(演習)」佐藤 義之
    • 後期・水4「倫理学(演習)」佐藤 義之
    • 前期・木2「倫理学(特殊講義)」林 芳紀
    • 後期・木2「倫理学(特殊講義)」林 芳紀
    • 通年・金3「系共通科目(倫理学)」児玉 聡
    • 通年・金4「倫理学(演習)」児玉 聡
    • 前期・金5「倫理学(演習)」北尾 宏之
    • 後期・金5「倫理学(演習)」北尾 宏之
    • 前期集中「倫理学(特殊講義)」萩原 理

講義

系共通科目(倫理学)
児玉 聡(文学研究科)
通年金曜3限。対象:学部学生
前半においては、現代の倫理学の基本的な理論を概説するとともに、行為とはなにかについて論じる。後期においてはいわゆる応用倫理学の各部門について概説するとともに、いくつかの事例について検討する。ただ、本シラバス執筆時から開講までかなりの時間あるので、講義内容、計画は変更される可能性がある。実際の講義計画は初回の講義時に発表するので出席されたい。

特殊講義

児玉 聡(文学研究科)
通年月曜2限。対象:学部学生、大学院生
Is it okay to take pills to help you ace exams? Should you be able to choose the sex of your child? Is abortion murder?
These controversial questions will be explored in this bioethics course. Bioethics is an interdisciplinary field of study that looks into ethical, legal, and social implications of life sciences and health care.
This course will help you understand key ethical issues surrounding crucial problems that profoundly impact your life from birth to death.
Topics include: Reproductive technology such as surrogacy and sex-selection of the baby Abortion Informed consent Euthanasia
The use of medical technology for the purpose of enhancement You will also learn about ethical arguments and regulations in Japan and other countries concerning life sciences and healthcare. The hope is, through this course, you will better understand and formulate your own opinions on these important issues.
This course is based on the idea of flip teaching: you need to watch the lecture video before attending the class and have a discussion with other students.
Study Focus: Knowledge, Belief and Religion; Society, Economy and Governance. Modules: Focus I —
Foundations I.
児玉 聡(文学研究科)
通年火曜3限。対象:学部学生、大学院生
医療や公衆衛生、犯罪予防といったさまざまな文脈における予防の議論の検討を通じて、また、近年の心理学やその他の分野における予防に関連する理論を再検討し、予防概念の新しい可能性を探る。
林 芳紀
前期木曜2限。対象:学部学生、大学院生
バーナード・スーツ『キリギリスの哲学』を講読・検討する。
『キリギリスの哲学』は、スポーツ哲学における古典的著作であるとともに、「20世紀のもっとも傑出した哲学書の一つ」とも評されることがあるように、近年再評価が進みつつある。この授業では、ゲーム(ゲームプレイ)に対するスーツの概念分析を、後のスポーツ哲学上の議論とも絡めつつ検討するとともに、ゲームプレイこそが生の理想である(ゲームプレイこそが至高の内在的価値である)というスーツの価値論的主張を批判的に考察する。
林 芳紀
後期金曜2限。対象:学部学生、大学院生
スポーツ倫理学の諸問題について検討する。
スポーツ倫理学とは、スポーツマンシップやフェアプレイ、ドーピング、暴力など、スポーツの文脈で発生する倫理的諸問題に対する哲学的探究である。本講義では、反則、スポーツマンシップ、ドーピング、ジェンダー差別などの具体的な問題を題材として、スポーツ倫理の理論構築の可能性と限界を考察する。毎回の授業では、考察の対象となるべき素材を提示し、 小グループディスカッションを実施したうえで、その結果についての講評と解説を実施する形で進める。
なお、本講義では、主に分析哲学的な観点からスポーツ現象に接近する。そのため、諸個人の具体的なスポーツ経験を通じて人間にとってのスポーツの意味や本質を探るといった、現象学的なスポーツ観や身体論等への興味関心には応えることができない。また、ドーピングや暴力は絶対禁止といった、世間一般に広く浸透している教条的なスポーツ観をいったんは括弧に入れる姿勢が求められていることにも、注意されたい。
荻原 理
前期集中講義。対象:学部学生、大学院生                  本授業の目的は、現代の重要な哲学者、ジョン・マクダウェル(1942-)の倫理学的議論を検討することである。マクダウェルの倫理学的立場は、徳倫理学、実在論(=認知主義)、個別主義として特徴づけられる。またマクダウェルはフィリッパ・フット、バーナード・ウィリアムズ、ジョン・マキー、サイモン・ブラックバーンらと論争を展開している。本授業を通じて、現代のとくに英語圏の倫理学に対する一つの眺望が得られることと思う。

演習

児玉 聡(文学研究科)
通年火曜4限。対象:学部学生、大学院生
出席者が自分の研究内容について報告し、討論を行う。報告者は、発表の一週間前にレジュメを提出すること。他専修の参加も歓迎するが、倫理学専修の大学院生は必修。なお、報告者は必ず報告の一週間前に完全原稿を配布すること。
児玉 聡(文学研究科)
通年金曜4限。対象:学部学生、大学院生
生命倫理・環境倫理・ビジネス倫理・工学倫理などの応用倫理学に関する諸問題を検討する。若干の予備的講義の後、毎週出席者による発表と討論を行う。他学部、倫理学専修以外の出席者も歓迎する。
佐藤 義之(人間・環境学研究科)
前期水曜4限。対象:学部学生、大学院生
フランスの現象学者メルロ=ポンティは、もっぱら知覚論や身体論において、主体の事実的なあり方、主体によって生きられた世界の姿について、斬新な見解を示した。前期授業ではメルロ=ポンティのラジオ講演より知覚論に関する箇所を抜粋して仏語原語で読むことにする。ラジオ講演という性格上、メルロ=ポンティの著作のなかでは比較的平易なテキストである。
佐藤 義之(人間・環境学研究科)
後期水曜4限。対象:学部学生、大学院生
フランスの現象学者メルロ=ポンティは、もっぱら知覚論や身体論において、主体の事実的なあり方、主体によって生きられた世界の姿について、斬新な見解を示した。後期は前期に引き続き、メルロ=ポンティのラジオ講演の原稿をフランス語で読む。後期では現在もなお哲学の興味深いテーマのひとつである他者論に関する箇所を中心に、その他の興味深いテーマも抜粋して読む。ラジオ講演という性格上、メルロ=ポンティの著作のなかでは比較的平易なテキストである。
北尾 宏之
前期金曜5限。対象:学部学生、大学院生
カント倫理学の重要著作 Metaphysik der Sitten(『道徳形而上学』)の「法論」第2部の精読。カント倫理学・政治哲学についての知見を深めることを目的とする。あわせてドイツ語テキストの読解力を養成する。
北尾 宏之
後期金曜5限。対象:学部学生、大学院生
カント倫理学の重要著作 Metaphysik der Sitten(『道徳形而上学』)の「法論」第2部の精読(前期の続き)。カント倫理学・政治哲学についての知見を深めることを目的とする。あわせてドイツ語テキストの読解力を養成する。