「情報倫理の構築」プロジェクト

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FINEニューズレター

No. 14, Sep 2002

巻頭言

本号では、1本の記事と2本の文献紹介をお届けします。南氏による記事では、最近導入された住民基本台帳ネットワークの現状と問題点について、Web上の記事や雑誌の特集記事などを参考にしつつ整理・報告されています。児玉氏によって紹介される海外文献では、英国におけるダイアン・プリティ裁判をめぐるピーター・シンガーとジョン・キーオンの見解が示されています。生命維持装置のとりはずしと自殺幇助の別を問うという生命倫理学の古典的なテーマが再び議論の俎上に乗るという注目すべき事例です。また、島内氏は、われわれの生における知的生活の位置づけをデジタル・ライブラリーに着目しつつ検討したフィリップ・アグリの論文を紹介しています。知的生活という切り口から情報技術について検討する、という少し毛色の違った議論が展開されています。なお、編集長、編集委員ともに、京都大学文学部倫理学研究室に在籍する学生、院生を中心に構成しておりますので、至らぬ点も多々あるかと思いますが、読者の皆様からのご意見、ご感想、ご指導をお待ち致しております。

FINE京都「情報倫理ニューズレター」編集委員会 編集長
京都大学文学研究科リサーチアソシエイト
奥田太郎

読者の皆様へのお願い

このニューズレターはWeb上での公開ですので随時更新致します。 もし引用等される場合には最新バージョンであるかどうかを常にご確認下さい。よろ しくご承知おき下さいますようお願い致します。


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Last modified: Oct 1 2002(ver. 1.0)