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佐々木　拓の履歴ならびに業績

最終更新日：2014年5月3日

学歴

• 1976年10月2日 青森県弘前市にて出生。
• 1989年4月、弘前市立第二中学校に入学。
• 1992年3月、同中学校卒業。
• 1992年4月、青森県立弘前高等学校に入学。
• 1995年3月7日、同高校卒業。
• 1995年4月1日、京都大学文学部人文学科に入学。
• 1999年3月24日、同大学同学部同学科卒業。
• 1999年4月、京都大学大学院文学研究科修士課程(思想文化学専攻倫理学専修)に入学。
• 2001年3月23日、同課程修了。
• 2001年4月、京都大学院文学研究科後期博士課程に進学。
• 2004年3月23日、同課程所定の研究指導認定。
• 2004年3月31日、同課程を研究指導認定退学。
• 2008年3月24日、京都大学大学院博士号(文学)を取得。

職歴

• 近畿職業能力開発機構付属滋賀能力開発短期大学校非常勤講師：2003年4月〜2005年3月
• 京都大学大学院文学研究科研修員：2004年4月1日〜2004年9月30日
• 京都精華大学人文学部非常勤講師：2004年10月〜2005年3月
• 慶應義塾大学商学部日本学術振興会特別研究員(PD)：2005年4月1日〜2008年3月31日
• 立命館大学文学部非常勤講師：2007年10月〜現在に至る
• 大阪教育大学教育学部非常勤講師：2008年10月〜現在に至る
• 龍谷大学理工学部非常勤講師：2008年10月〜現在に至る
• 京都大学大学院文学研究科非常勤講師：2009年4月〜2010年3月
• 京都大学大学院文学研究科学生支援プロジェクト特別研究員：2009年11月〜2010年3月
• 京都大学文学部非常勤講師：2010年4月〜2011年3月
• 京都大学大学院文学研究科教育・基盤強化プロジェクト事務補佐員：2010年4月〜2011年3月
• 奈良女子大学大学院人間文化研究科非常勤講師：2010年4月〜2013年3月
• 関西大学文学部非常勤講師：2010年10月〜現在に至る
• 公立南丹看護専門学校非常勤講師：2011年10月〜2012年3月
• 龍谷大学文学部非常勤講師：2014年4月〜現在に至る

業績

学位論文

• 京都大学大学院修士(文学)学位論文「ジョン・ロックにおける意志の自由論」、2001年3月23日。
• 京都大学大学院博士(文学)学位論文「ジョン・ロック道徳哲学の射程」、2008年3月24日、203頁。

科研費等の競争的資金の取得状況

• 2005年4月-2008年3月　特別研究員奨励費　研究題目：ジョン・ロック自由論を基盤とした責任論の構築:免責要件としての自由意志概念の探求、２,２００,０００円
• 2014年4月-2016年3月　若手研究（B）研究題目：依存に関する責任帰属を評価するための概念的基盤の構築、１,０４０,０００円

著書（単著）

著書（共著）

• 藤田正勝 編著『理解しやすい倫理』.文英堂. pp. 319-326「第五章第四節　情報と倫理」、「第五章第五節　世界の諸文化と相互理解」

学術論文（査読あり）

• 佐々木拓：「ロック哲学における動機づけの力--幸福、欲求、そして落ちつかなさ--」、『哲学研究』第５９６号、pp. 46-69、京都哲学会、２０１３年１０月
• 佐々木拓：「依存の責任論：ヤッフェの補償負担説と脳神経科学的依存理解」、『倫理学年報』第６２集、pp. 239-253、日本倫理学会、2013年3月
• 佐々木拓：「メタ倫理学における不整合主義」、『実践哲学研究』第３４号、pp. 33-49、京都倫理学会、2011年12月
• 佐々木拓 ：「自由意志の非認知主義的解釈の可能性―スミランスキーの幻想主義とその補完―」　『倫理学研究』第40号　関西倫理学会　2010年4月 pp. 93-104(2010年関西倫理学会優秀論文賞受賞論文)
• 佐々木拓：「ジョン・ロックの道徳論とその限界」　『倫理学研究』第37号　関西倫理学会　2007年4月　pp. 25-35 pp. 25-35
• 佐々木　拓：「帰責の観点から眺める人格同一性：ジョン・ロックの人格同一性論を巡る諸問題」 『倫理学年報』 第53集　日本倫理学会　2004年3月　pp. 111-124
• 佐々木　拓：「欲求の保留としての意志の自由--ジョン・ロック自由論の整合的解釈を目指して--」　『イギリス哲学研究』　第27号　日本イギリス哲学会　2004年3月　pp. 21-37
• 「有意的でありながら自由ではない行為は可能か？--ジョン・ロック自由論のための予備的考察--」『倫理学研究』(第33号)、関西倫理学会、平成15年、4月、75-90頁。
  

  学術論文（査読なし）

• Taku, Sasaki: "On happiness in Locke's decision-making theory".（Proceedings of the CAPE International Workshops, 2013: CAPE Studies in Applied Philosophy and Ethics Series, Vol. 2. eds. by Takeshi Sato, Shunsuke Sugimoto, and Takeshi Sakon, pp. 141-151. CAPE Publications: Kyoto, Apr. 2014)
• 佐々木拓：「ロボット倫理学の基礎：責任とコントロール」、『社会と倫理』第２８号、pp. 67-79、南山大学社会倫理研究所、２０１３年１１月
• 太田徹、佐々木拓：「依存症の脳科学」 『実践哲学研究』第30号 実践哲学研究会、2007年11月　pp. 168-172
• 佐々木　拓：「生き方が責任を作る：『もうひとつの可能性』再考」、『実践哲学研究』、第28号、実践哲学研究会、平成17年11月、21-44頁。
• 奥田太郎、児玉聡、佐々木　拓：「メタ倫理学における価値の実在問題について：準実在論と感受性理論」『実践哲学研究』、第26号、実践哲学研究会、平成15年11月、71-80頁。
• 神崎　宣次、佐々木　拓：「内在主義と外在主義の区別について：ウィリアムズとコースガードの論争」『実践哲学研究』、第25号、実践哲学研究会、平成14年11月、57-60頁。
• 「ロック自由論の独自性について」『実践哲学研究』(第24号)、実践哲学研究会、平成13年11月、37-51頁。

教科書・教材等

• 平成21年2月、翻訳：「第3章　医療におけるコンピュータに基づいた決定に対する責任 (ジョン・W. スナッパー著)、『医療IT化と生命倫理: 情報ネットワーク社会における医療現場の変容』、世界思想社、65-83頁。
• 平成20年1月、辞書項目、「誤審」(スポーツ倫理)、『応用倫理学事典』、加藤尚武編集代表、丸善、864-5頁。
• 平成19年7月、翻訳：「序 ピーター・シンガーの実践倫理」(ヘルガ・クーゼ著)、ピーター・シンガー著『人命の脱神聖化』、晃洋書房、i - xix.頁。
• 平成19年1月、翻訳：「患者の責任 II. 患者の徳」、 「代理人による意志決定」、『生命倫理百科事典』、生命倫理百科事典翻訳刊行委員会編、丸善、734-736頁、2096-2099頁。
• 平成18年12月、辞書項目：「価値」、「S. クラーク」、 「シューマッハー」、 「ダン」、 「ナイト」、 「ナベール」、 「S. バトラー」、 「フッカー」、 「ブラックバーン」、 「ベネット」、 「マディソン」、『現代倫理学事典』、大庭健編集代表、弘文堂、116頁、211頁、429頁、587頁、656頁、658頁、694頁、736頁、747頁、764頁、800頁。

口頭発表

• 2014年3月18日 "Metaethics of Responsibility: Incoherentism and Normativity" A Workshop on Cultural Diversity and Moral Responsibility 京都大学
• 2013年11月10日　"On Happiness in Locke's Decision-making Theory", Kyoto 'Ethics and Well-being' Workshops, 京都大学
• 2013年4月21日　「形而上学なしの他行為可能性―ポジティブ幻想主義の擁護―」、応用哲学会第5回年次大会ワークショップ自由意志の現在（１）：「他行為可能性」の形而上学と倫理学、南山大学
• 2012年10月14日　「依存症と自由意志：近年の依存症道徳哲学の検討」、日本倫理学会第63回大会、日本女子大学
• 2011年4月23日　「メタ倫理学における不整合主義」　応用哲学会第三回年次研究大会　千葉大学
• 2010年10月10日　「自由の価値に関する内在主義／道具主義問題：非対称な自由と『ウォルデン・ツー問題』」　日本倫理学会・日本倫理学会第61回大会　慶應義塾大学（三田キャンパス）
• 2010年3月27日　「ジョン・ロック人格同一性論における記憶の重要性：力能に基づいた人格同一性帰属の可能性」　日本イギリス哲学会・日本イギリス哲学会第34回総会・研究大会　慶應義塾大学（日吉キャンパス）
• 2009年12月12日　「スーザン・ウルフの『非対称な自由』について」　第3回平成２１年度科学研究費補助金基盤B:モラル・サイコロジー研究集会　慶應義塾大学
• 2007年11月4日　「自由意志問題における非実在論的解釈の可能性--スミランスキーの幻想主義--」、関西倫理学会2007年度大会、於京都女子大学、発表。
• 2006年11月5日、「ジョン・ロックの道徳論とその限界」、関西倫理学会2006年度大会シンポジウム提題報告、於熊本大学教育学部、発表。
• 2006年5月21日、「メタ倫理学から見た自由意志問題」、平成18年度科学研究費補助金基盤研究(B)「自己知と自己決定の倫理学的再吟味」平成18年度第1回研究会、於ホテルモントレ仙台会議室、発表。
• 「公衆衛生プログラムとしての遺伝子診断のもつ倫理的問題：自由と責任の観点から」 、第28回PaSTA研究会(京都生命倫理研究会、および科研費研究「応用倫理学各分野の基本的概念に関する規範倫理学的及びメタ倫理学的研究」（代表：坂井昭宏北大教授）)「公衆衛生の倫理についてのワークショップ」提題発表、於京都大学、2005年9月24日、発表。
• 「責任に関する言い訳アプローチ：自由意志の場合」南山大学社会倫理研究所2005年度第4回懇話会(統一テーマ「倫理学の可能性」)報告、於南山大学社会倫理研究所、2005年6月18日発表。
• 「欲求の保留はいかにして自由に貢献するか--ジョン・ロックの自由論における欲求の保留能力の重要性」、日本イギリス哲学会第27回総会・研究大会、於法政大学、2004年3月29日発表。
• 「帰責の要件としての自由意志とは何か」第54回日本倫理学会ワークショップ報告、於静岡大学、2003年10月11日発表。
• 「ヒュームにおける『自由と必然』について」第14回ヒューム研究学会、於中部大学、2003年9月8日発表。
• 「ジョン・ロックの人格同一性を巡る諸問題」第53回日本倫理学会、於一橋大学、2002年10月12日発表。
• 「ジョン・ロックにおける有意的ではあるが自由ではない行為の検討」第52回関西倫理学会、於阪南大学、2001年11月10日発表。

文献紹介ほか

• 書評：田中朋宏『文脈としての倫理学』（ナカニシヤ出版、２０１２年）、『倫理学研究』第４３号、関西倫理学会、２０１３年６月、187-192頁。
• 書評：船橋新太郎編『依存学ことはじめ』(晃洋書房、２０１１年)、『社会と倫理』第２７号、南山大学社会倫理研究所、２０１２年１０月、211-212頁。
• 書評：大庭健『「責任」ってなに？』講談社現代新書、二〇〇五年、『社会と倫理』第19号(南山大学社会倫理研究所編)、二〇〇六年五月、197-201頁。
• 書評：柘植尚則『良心の興亡--近代イギリス道徳哲学研究』ナカニシヤ出版、二〇〇三年、『倫理学研究』第34号、関西倫理学会編、晃洋書房、2004年、pp. 144-148。
• 文献紹介：ジェームズ・Ｈ・ムーア「コンピュータ倫理学の将来：あなたはまだ何も目にしていない！」『情報倫理学研究資料集IV』、日本学術振興会「未来開拓学術研究推進事業」：「情報倫理の構築」プロジェクト、平成14年3月、185-189頁。
• 文献紹介：ジョン・ウィッカート「コンピュータ倫理学：将来の方向」『情報倫理学研究資料集IV』、日本学術振興会「未来開拓学術研究推進事業」：「情報倫理の構築」プロジェクト、平成14年3月、190-195頁。
• 文献紹介：ジョン・スナッパー「コンピュータに基づいた医療上の意思決定に対する責任について」『情報倫理学研究資料集III』、日本学術振興会「未来開拓学術研究推進事業」：「情報倫理の構築」プロジェクト、平成13年3月、174-180頁。
• 文献紹介：ラングドン・ウィナー「技術社会における市民的徳」『情報倫理学研究資料集II』、日本学術振興会「未来開拓学術研究推進事業」：「情報倫理の構築」プロジェクト、平成12年3月、144-148頁。
• 文献紹介：パメラ・サミュエルソン「電子情報中の欠陥に対する責任」『情報倫理学研究資料集I』、日本学術振興会「未来開拓学術研究推進事業」：「情報倫理の構築」プロジェクト、平成11年3月、215-228頁。

主要所属学会

• 日本倫理学会
• 関西倫理学会
  
• 日本イギリス哲学会
• 応用哲学会