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実践哲学研究

趣旨

最新号:実践哲学研究第36号(2013)

  1. 鈴木 崇志:Der Hintergrund von Husserls Begriff der Kundgebung und Kundnehmung
  2. 鈴木 真:非認知主義の本性と意義
  3. 《研究報告》徳倫理学の最前線(1)
    -->林 誓雄 ロザリンド・ハーストハウスの徳倫理学
    -->佐藤 岳詩 現代徳倫理学における自然主義と徳の規準
    -->杉本 俊介 フィリッパ・フットの自然主義・徳理論・Why Be Moral?問題
    本年度の研究報告の執筆料について
    2013年度の研究報告の執筆料は論文執筆料と同じ18000円とする。
    ただし、40000字をこえる研究報告については、10000字ごとに3500円の追加料金を徴収する。

・バックナンバー

『実践哲学研究』On Line

  1. 当研究室の紀要である『実践哲学研究』は京都大学学術情報リポジトリにてご覧いただけます。
    以下に、創刊号からの目次を記しておきます。
    お手数ですがリポジトリ内で検索をお願いします。
  2. ぜひ御感想をお聞かせください。--> info[+@]ethics.bun.kyoto-u.ac.jp

実践哲学研究創刊号(1978)

  1. 森口美都男:刊行に寄せて
  2. 安彦一恵:ベルン時代におけるヘーゲルの「自由」概念
  3. 柴田秀:現代哲学における課題と方法
  4. 大町公:divertissementを超えるもの----パスカルの概念を手がかりとして----

実践哲学研究2号(1979)

  1. 長岡成夫:功利主義における行為の結果
  2. 榎本百合子:シモーヌ・ヴェイユにおける「注意」----「神への暗黙裡の愛の諸形態」を中心にして----

実践哲学研究3・4号(1981)

  1. 大町公:オルテガの倫理学
  2. 桝形公也:言葉と倫理----キェルケゴールの言語観を手がかりにして----
  3. 松島哲久:死と超越----身体において、死と再生はいかなることとして了解されるか----
  4. 佐別当義博:カントの「尊敬の感情」について
  5. 西村誠:趣味について----『判断力批判』第22節の選言を巡る考察
  6. 柴田秀:BONHOEFFER UND UNSERE ZEIT----Die Ueberwindung der Religiositaet bei Bonhoeffer----

実践哲学研究5号(1982)

  1. 伊藤正博:ポール・リクール『意志の哲学』における方法の問題
  2. 高見保則:プラグマチズムと最高善----パースの後期哲学をめぐって----
  3. 北尾宏之:カントに於る実践哲学の位置----自由論を手掛かりにして----

実践哲学研究6号(1983)

  1. 水谷雅彦:悔悟と人格----シェーラー倫理学における情緒的なるものの位置----
  2. 平石隆敏:ヘーゲル青年期に於ける宗教そして国家・歴史をめぐる思惟の展開について
  3. 戸谷良二:ON JOHN RAWLS'S TWO PRINCIPLES OF JUSTICE----Their theoretical development----

実践哲学研究7号(1984)

  1. 松島哲久:信と言語----倫理学の新たな可能性----
  2. 藤野寛:いかなる意味においてソクラテスをキルケゴールはたたえるのか
  3. 前田義郎:カントの「知覚論」の基にあるもの もしくは すべての表象の実在性に関する第一の源泉

実践哲学研究8号(1985)

  1. 高見保則:言語ゲーム
  2. 田村公江:夢形成のメカニズム----『夢判断』を読む----
  3. 本田裕志:魂の「身体からの独立」と「現実との接触」----『物質と記憶』におけるベルクソンの心-身関係論----

実践哲学研究9号(1986)

  1. 平石隆敏:近代自然法思想における「社会」と「自由」----Th.ホッブズの場合----
  2. 前田義郎:物、時間、場所の同、及び、異に関する諸規則----事件の可能性の源泉について----
  3. 渡辺啓真:「探究の目的」と規範学----C.S.パースにおけるプラグマティズムの一帰結----

実践哲学研究10号(1987)

  1. 藤野寛:実存という問題
  2. 田村公江:フロイトの性欲理論----ヒステリー病因論をめぐって----
  3. 柳澤有吾:フッサールにおける、自我、人間、世界----『イデーン』をめぐって----

実践哲学研究11号(1988)

  1. 本田裕志:スピノザの国家論について
  2. 亀喜信:ベルクソンにおける、持続と知性
  3. 佐藤義之:知覚における事実性の問題----メルロ・ポンティ後期哲学を中心に----

実践哲学研究12号(1989)

  1. 古田裕清:形相と言葉----ハイデガーのformale Anzeigeについての一考察----
  2. 八幡英幸:美感的判断力の原理に関する困惑について
  3. 渡辺啓真:個体と体験----ホワイトヘッドの「改変された主観主義」----

実践哲学研究13号(1990)

  1. 亀喜信:懐疑と自由----デカルトにおける知情意----
  2. 山下智志:ベルクソンに於ける生と記憶
  3. 松王政浩:本質と存在の問題----ライプニッツ形而上学をめぐって----

実践哲学研究14号(1991)

  1. 江口聡: 沈黙のヨハンネスはなぜ眠れないのか----キェルケゴールの『恐れとおののき』における倫理的なものについて----
  2. 蔵田伸雄:善意志の自律

実践哲学研究15号(1992)

  1. 内井惣七:ダーウィンの自然選択説に関する二つの疑惑
  2. 佐藤義之:相対の中の絶対----『見えるものと見えないもの』における「見えるもの」、知覚野、存在----
  3. 白水士郎:関心と哲学----カントの二律背反の解決をめぐって---

実践哲学研究16号(1993)

  1. 八幡英幸:「自然目的として見る」ことの文法〜カントの有機体論からの展望〜
  2. 伊勢田 哲治: 内部実在論と認識における価値
  3. 松王 政浩: 自我論再考----分断された経験論的自我をめぐって----

実践哲学研究増刊第1号(1994)

  1. 藤野寛:哲学することへの反省
  2. 前田義郎:道徳の地盤----カント「道徳形而上学」の問題----
  3. 田村公江:精神分析から見たエゴイズムの起源----パラノイア的人格構造と攻撃性----
  4. 柳沢有吾:政治・生命・倫理----ドイツ刑法218条改正問題をめぐって----
  5. 松王政浩:ライプニッツの力学構造----「原始的力」の根源性をめぐって----

実践哲学研究17号(1994)

  1. 本田裕志: ベルクソンにおける神秘主義の二つの意義
  2. 板井孝一郎: 民族宗教と新しい神話----ヘーゲル生命論と宗教----
  3. 研究報告: 医療の倫理学
    1. パターナリズムとインフォームド・コンセント
    2. 脳死臨調答申から「臓器移植法案」へ
    3. 安楽死問題
    4. 医療資源の配分の倫理

実践哲学研究18号(1995)

  1. 蔵田伸雄: 定言命法と規則功利主義
  2. 奥野満里子: パーフィットの人格および人格同一性の議論について
  3. 研究報告: 共同体主義とはなにか
    1. 総論
    2. アトミズム
    3. 徳と共同体
    4. 正と善
    5. 文化多元論
    6. フェミニズム
    7. 共同体主義と医療倫理

実践哲学研究19号(1996)

  1. 白水士郎: 力と理性
  2. 小林亜津子: 信仰と体系知の相克
  3. 江口聡: 「真理は主体性である」再考
  4. 伊勢田哲治: Concept of Fitness

実践哲学研究20号(1997)

  1. 安彦一恵: ベンサムの(もう一つの)科学主義
  2. 長岡成夫: オランダの安楽死問題
  3. 桝形公也: KIERKEGAARD AND MEIJI ERA
  4. 伊藤正博: ラカンの〔第二の死〕の概念について
  5. 藤野寛: 多元文化論のための若干の基礎的思弁的考察
  6. 佐藤義之: 二つ目の倫理は存在するか
  7. 板井孝一郎: ヘーゲル言語論と有機体的言語観
  8. 加藤尚武: 完全義務と不完全義務
  9. 「実践哲学研究」既刊目録

実践哲学研究21号(1998)

  1. 奥野満里子: 選好強度の比較について
  2. 鈴木真: J. S.ミルにおける諸個人の発展の概念とその功利主義的根拠
  3. フィリップ・スコフィールド (児玉聡 訳): 法実証主義と初期功利主義思想における契約説の否定

実践哲学研究22号(1999)

  1. 奥田太郎: ヒュームにおける所有決定規則の検討
  2. 児玉聡: ベンタムにおける徳と幸福
  3. マイケル・トゥーリー (神崎宣次 訳): ヒトのクローニングの道徳上の地位

実践哲学研究23号(2000)

  1. 加藤尚武:キケローからミルへ
  2. 鶴田尚美:パーフィットにおける人格の還元主義と配分的正義
  3. 林芳紀:Hermeneutics and the Possibility of Cross-Cultural Understanding
  4. ロジャー・クリスプ(鈴木真訳):平等とその含意

実践哲学研究24号(2001)

  1. 小林亜津子: 愛と運命の「論争的」和解としての歴史
    ----「宗教哲学」講義1821年草稿におけるヘーゲルの歴史意識と救済史 ----
  2. 神崎宣次: On Options
  3. 佐々木拓: ロック自由論の独自性について
  4. マイケル・スミス (林芳紀 訳): 行為と意志の自由

実践哲学研究25号(2002)

  1. 島内明文: ヒュームとスミスの共感論
  2. 深谷太清: Nachvollzug der Konstruktion des Bosen in Schellings Philosophischen System. Der Begriff des Bosen und die Moglichkeit desselben in der Freiheitsschrift von 1809
  3. 研究報告: メタ倫理学における内在主義と外在主義
    -->序: 内在主義と外在主義の区別について
    -->バーナード・ウィリアムズ「内在的理由と外在的理由」
    -->クリスティン・コースガード「実戦理性についての懐疑」
    -->クリスティン・コースガード「反省の権威」
  4. ルードヴィヒ・ジープ (児玉聡 訳): 現代の生命倫理学との関わりにおける倫理学的諸原理の考察

実践哲学研究26号(2003)

  1. 山本圭一郎: On the Relation of Mill's Utilitarianism and Liberalism
  2. 鈴木真: Three Arguments to Rebut the "Neglected Alternative" Objection
  3. 研究報告: メタ倫理学における価値の実在問題について ---- 準実在論と感受性理論 ----
    -->ジョン・マクダウェル「価値と二次性質」
    -->サイモン・ブラックバーン「錯誤と価値の現象」
    -->デイヴィッド・ウィギンズ「感受的主観主義?」

実践哲学研究27号(2004)

  1. 奥田太郎: マイケル・スミスのヒューム主義とヒューム道徳哲学の比較検討の試み
  2. 児玉聡: ベンタムの功利主義におけるsecurity概念の検討

実践哲学研究28号(2005)

  1. 相澤伸依: ミシェル・フーコーの方法論:系譜学の導入について
  2. 佐々木拓: 生き方が責任を作る:『もうひとつの可能性』再考

実践哲学研究29号(2006)

  1. 小城 拓理: ヒュームによるロック同意論批判の検討
  2. 林 誓雄: ヒューム道徳哲学における認識論的基礎
  3. 神崎 宣次: ハーバート・サイモンの多少混乱した概念

実践哲学研究第30号記念号(2007)

  1. 安彦 一恵: 宗教的美学主義 ― ハイデガー的発想についての一考察 ―
  2. 太田 徹: 超越論的論理学の構成に基づく一考察
  3. AIZAWA Nobuyo: Foucault et le liberalisme - sur les cours au College de France des annees 1978-1979
  4. 研究報告: 倫理学者のためのニューロエシックス

実践哲学研究第31号(2008)

  1. 水谷 雅彦: だれがどこで会話をするのか ― 会話の倫理学へむけて ―
  2. 北尾 宏之: カント倫理学における背進的方法と前進的方法 ― 『道徳形而上学の基礎づけ』第2章の一つの読み方 ―
  3. 杉本 俊介: 企業の道徳的行為者性を擁護する ― デイヴィッド・ゴティエの理論を応用する試み ―

実践哲学研究第32号(2009)

  1. 永守 伸年:総合の理論をときほぐす ― 『純粋理性批判』における想像力の多層的活動 ―
  2. 薮本 沙織:ホッブズ道徳哲学における自然法
  3. デイヴィッド・ヒューム(林 誓雄訳)エッセイを書くことについて
  4. 林 誓雄:解題 ヒューム道徳哲学における「エッセイを書くことについて」の位置づけと意義

実践哲学研究第33号(2011)

  1. 源 重浩: バークリーにおける独我論の問題 ―初期唯識思想との関連において-
  2. 梅野 宏樹: 被造物の本源的不完全性から形而上学的悪へ -ライプニッツにおける原始的受動的力の働きによって-
  3. 研究報告:道徳心理学の三つの話題
    -->山本 圭一郎:道徳判断と動機づけ問題の新たな側面
    -->永守 伸年:客観性なき実在論-近年の道徳心理学における感情主義の検討-
    -->神埼 宣次:環境倫理学のための道徳心理学
  4. 山本 圭一郎:2010年度 APPE大会参加報告 

実践哲学研究第34号(2011)

  1. 上山 愛子: カントの『道徳形而上学の基礎づけ』における嘘の約束
  2. 特集:道徳心理学の三つの話題(2)
    -->佐々木 拓:メタ倫理学における不整合主義
    -->杉本 俊介:条件的誤謬からの内在的理由説批判-
    -->永守 伸年:道徳心理学における「二重過程モデル」再訪

実践哲学研究第35号(2012)

  1. 安井 絢子: ケアの倫理の倫理的基準 -Noddingsのケアリング理論における「倫理的理想をめぐって」-
  2. 佐藤 岳詩: メタ倫理学における「非認知主義」の展開
  3. 林 誓雄:「欲求の捉え方」-「ヒューム主義」に関する一考察-