『情報倫理学研究資料集 III』目次


注:以下のコンテンツは、2001年6月に刊行された『情報倫理学研究資料集III』の内容をほぼそのままpdf化したものです。また、引用等で用いる場合には頁数表記のあるペイパー版を参照して下さい。


第一部 論文

  1. 安彦一恵「「ヴァーチャル/リアル」という問題――現代世界の問題として――」
  2. 土屋俊「日本国著作権法第31条の倫理的位相」
  3. 伊藤和行「電子暗号の発展――秘匿と認証――」
  4. 伊勢田哲治「価値論的思考実験とVirtual Reality」
  5. 伊勢田哲治「道徳性に関する文化的淘汰モデルと情報倫理教育」
  6. 吉永敦征「アメリカの大学における計算機上の情報に対するプライバシーの保護」

小特集 医療情報における情報倫理

  1. ウルバン・ヴィージング(澁谷理江、板井孝一郎共訳)「倫理学的観点からとらえたEBM」
  2. 伊藤高司・長島隆「臨床試験におけるモニターシステムと情報倫理」
  3. 長島隆「ヒトゲノム解読と個人のプライヴァシーの問題」

第二部 文献紹介

医療情報倫理

  1. K. グッドマン「バイオエシックスと健康情報学:導入」
  2. J. スナッパー「コンピュータに基づいた医療上の意思決定に対する責任について」
  3. J. アンダーソン&C. アイデン「医療情報システムを評価すること:社会的文脈と倫理的課題」
  4. S. アルパート「医療情報:アクセス、守秘、よき実践」
  5. R. ミラー&K. グッドマン「臨床医療における意思決定支援システムの利用をめぐる倫理的課題について」
  6. G. アナス「プライバシーと守秘義務」
  7. J. ディシュー「患者のケアと公衆衛生のニーズを尊重しつつプライバシーを保護するための選択肢」

遺伝情報と情報倫理

  1. J. ムーア「魂のプライバシーを守りながら遺伝情報を利用すること」
  2. T. カバナウ「遺伝子と電子化された情報における、情報の公正な利用についての要」
  3. 「遺伝子検査の社会的、法的、倫理的な含意 遺伝子リスクの評価に関する委員会コンピュータ・エシックス、サイバースペース論他」
  4. A. カフリック「管理するコンピュータ:それは合理的な「権限の委譲」か、無責任な「自律の放棄」か?」
  5. P. ブレイ「コンピュータ倫理学における方法:複数段階の学際的アプローチに向けて」
  6. T. バイナム「グローバルな情報倫理と情報革命」
  7. T. アンダーソン「サイバースペースにおける身体と諸共同体についてのマルセル的分析」
  8. D. マイケルフェルダー「サイバースペースにおける我々の道徳的条件」
  9. T. リピンスキー&J. ブリッツ「21世紀における情報所有について再考する:倫理的含意」
  10. G. コーニッシュ「非倫理的な、不道徳的、そして本質的なもの――電子ネットワーク上の著作権の環境における「公正」の概念」
  11. N. ポストマン「教育と技術:ヴァーチャル生徒・デジタル教室 」
  12. ファン・デン・ホーヴェン「コンピュータ・エシックスと道徳の方法論 」
  13. J. スレヴィン「インターネット、自己、そして日常生活の経験」
  14. W. ロビソン「ウェブ上の叙述と道徳の場」
  15. J. フォーダー「コンピュータ革命の社会的、倫理的影響」
  16. D. デネット「情報、技術、そして無知の徳」
  17. J. アーツ「コンピュータ倫理における物語的推論と論理的推論」

第三部 FINEフォーラム報告

  1. 「情報倫理の構築」プロジェクト第2回国際ワークショップ(FINE2001)
  2. FINE京都研究会
    1. 羽地亮「機械は自由意志をもつことができるか?」
    2. 吉田寛「サイバースペースと現実世界」
  3. FINE広島研究会
  4. FINE千葉研究会

第四部 雑誌連載等

  1. 現代を読み解く情報倫理学 水谷雅彦
    1. 著者とは誰のことか(前編)
    2. 著者とは誰のことか(後編)
    3. ネットワーク社会におけるプライバシーについて
    4. 電子ネットワークにおけるファイル共有と著作権
    5. 住民基本台帳法改正をめぐって
    6. 「インフォームド・コンセント」について
    7. 遺伝情報の解析における倫理問題
    8. 「セキュリティ」と情報倫理学
    9. ICカード社会の到来
    10. 笛を吹くということ - ホイッスルブロウイング考 -
    11. コンピュータと電力
    12. 個人情報保護と学術研究
    13. 韓国における電子住民カードと市民運動
  2. FINE京都オンライン・ニューズレター
    1. 文献紹介:辰己丈夫『情報化社会と情報倫理 - 情報が開く新しい世界(3)』
    2. The Love Bug Virus of Easy Making
    3. 網を張り直す - Re-Wiring the Internet -
    4. 遺伝子解析に際する同意の問題 - 厚生省の指針の検討
    5. 文献紹介:越智貢ほか編『情報倫理学 - 電子ネットワーク社会のエチカ』
    6. 文献紹介:榎原編『プライバシー権の総合的研究』
    7. 医療情報の電子化と情報倫理 - FINEプロジェクトにおける医療情報倫理への取り組み -

第五部 プロジェクト活動記録等

  1. 2000年度FINEカレンダー
  2. 海外出張報告
  3. 「情報倫理の構築」プロジェクト研究活動中間報告書(平成12年度提出)
  4. FINEプロジェクト研究報告書リスト

第六部 付録:FINE京都購入図書