はじめに
以下に収録されているのは、情報倫理の構築プロジェクト(FINE)の広島における毎月の定例研究会の内容報告です。この巻には、1998年9月から11月までの3回分が収録されています。
近年コンピュータの利用層が若年化していることを鑑みると、情報倫理の問題が情報教育との密接な関係を持つことは明らかです。したがって、この点について内外の教育機関との連携において、理想的な情報倫理教育のありかたを考察し、具体的な教育システムの構築への提言を行なうことが目標とされます。FINEプロジェクトの中でも、広島では、こうした問題を中心に研究を進めていきます。このために、100校プロジェクトなどの初等中等教育における試みと連携しながら研究を進めます。
今後ともこうした方面での研究会を重ね、報告を行っていきますので、ご意見やご感想をお寄せ下さい。また、今後ますます多くの方々に研究会に出席して頂きたいと存じます。
FINE広島 研究組織図
- 越智 貢(広島大学文学部教授)※コア・メンバー
- 相原 玲二(広島大学総合情報処理センター助教授)
- 成定 薫(広島大学総合科学部教授)
- 椿 康和(広島大学経済学部教授)
- 高橋 邦夫(東金女子高等学校教諭)
- 坪井 雅史(日本学術振興会研究員)※リサーチアソシエイト
FINE広島プロジェクトメンバーのe-mailアドレス
- 越智 貢:mochi@ipc.hiroshima-u.ac.jp
- 相原 玲二:ray@hiroshima-u.ac.jp
- 成定 薫:nkaoru@ipc.hiroshima-u.ac.jp
- 椿 康和:tsubaki@eco.hiroshima-u.ac.jp
- 高橋 邦夫:ktaka@togane-ghs.togane.chiba.jp
- 坪井 雅史:mtsuboi@ipc.hiroshima-u.ac.jp
第1回:1998年9月9日
第2回:1998年10月17日
第3回:1998年11月14日
以下この報告集には納められていないが、平成10年度のFINE広島では、次のような報告が行われた。
第4回:1998年12月22日
- 中村 純「大学における情報教育の問題」
- 熊谷卓哉「CPSR(Computer Professionals for Social Responsibility)News Letterの紹介」
- 上村 崇「情報教育インタビュー(2)」
第5回:1999年1月22日
- 笠井聖二「高専における情報および関連教育の事例と実状」
- 上村 崇「情報教育インタビュー(3)」
第6回:1999年2月27日
- 永崎研宣「ネットワーク管理の論理と情報教育」
- 越智 貢「情報倫理教育への期待」
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Last modified: Wed Jan 12 18:21:40 JST 2000